【特集】レジ袋有料化へ

【レジ袋有料化へ Vol.1】なぜレジ袋を有料化するの?環境問題解決の第一歩

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こんにちは!エコバッグハウスです。

2020年7月1日から全国一律でレジ袋(プラスチック製の買い物袋)が有料になりますね。

経済産業省がごみ袋の有料化を発表したのは、2019年12月27日でした。
これは正式な発表で、それ以前から概要はささやかれていたので、特別に驚くほどのニュースでもなかったと記憶しています。発表時点で、すでに有料化になっている店舗もありましたし、富山県では2008年から有料化をしていたことも報道されていました。

正式に発表されたときには、まだまだ先のことのような気がしていましたが、新型コロナウィルスの感染拡大防止にともなう自粛生活などで世間がバタバタしている間に、あっという間に有料化まで1ヶ月を切ってしまいました…

そもそも、なぜレジ袋の有料化という取り組みが行われることになったのでしょうか?
その背景や理由についてを、改めて振り返ってみましょう。

 

ストロー廃止の運動

2018年7月に、アメリカの大手コーヒーチェーン「スターバックスコーヒー」が、2020年を目処にプラスチック製の使い捨てストローの使用を世界中の店舗で廃止すると発表しました。微細なプラスチックごみによる環境汚染への懸念が高まっていることに対応したことによるものでした。

この発表がされたとき、ストローがなければアイスコーヒーなどはどうやって飲むの?という疑問が浮かびましたが、今では、ストローが必要ないフタになっているものもあります。なんとか対応できるものなのですね!

問題は、ストローを使うか使わないかではなく、なぜストロー廃止が環境汚染への解決策のひとつとなるのかということです。

 

海洋プラスチックごみ問題

「海洋プラスチックごみ」とは、海に流れ着いたプラスチックのことです。ポイ捨てや不法投棄されたレジ袋やペットボトルなどは、風に飛ばされ、川などに流され、やがて海へとたどり着きます。
その量は年間800万トンともいわれており、すでに海に存在しているプラスチックごみは1億5000万トンと推定されています。

そして、海を漂いながら波風や日光に晒されながら細かく断片化されていった海洋プラスチックごみは、「マイクロプラスチック」となります。

海洋プラスチックごみやマイクロプラスチックは、海を汚すだけではなく、海に生きる生物に悪影響を与え、産業や私たちの身体にまでも影響を及ぼします。

例えば、海鳥やウミガメの体内から大量のレジ袋が発見されたというような衝撃的な映像をご覧になった方も多いのではないでしょうか。
海に漂うレジ袋を餌であるクラゲと間違えて食べてしまった結果、消化されないプラスチックが体内に残ってしまい、やがて死に至るという悲惨な事例が多く報告されています。
魚にしても同じことです。特にマイクロプラスチックは目に見えません。私たちが食している魚の体内にも、マイクプラスチックは存在している可能性が高いのです。

 

レジ袋有料化へ

このような海洋プラスチックごみの増加に歯止めをかける一端として提唱されたのが「レジ袋の有料化」です。

海洋プラスチックごみの内訳は定かではありませんが、レジ袋はプラスチックごみ全体の約2%程度といわれています。全体の約2%程度と聞くと、レジ袋はそれほど大きな問題にはなっていないように思われるかもしれません。しかし、関西広域連合の調査によると、大阪湾全体では、「レジ袋 約300万枚」「ビニール片 約610万枚」が沈んでいるとの報告がされました。レジ袋有料化により、その流出量を減らすことができれば、海洋汚染防止への効果も期待できると思います。

また、レジ袋も含めたプラスチックごみの多くは焼却処分され、大量の二酸化炭素を発生させています。レジ袋有料化によりレジ袋の使用量を減らすことができれば、二酸化炭素の削減が期待でき、地球温暖化抑制効果もあるといえるのではないでしょうか。

さらに、プラスチックの原料は石油です。レジ袋の需要を減らし生産量を減らすことができれば、原材料である石油の消費の抑制効果も期待できます。

日本では、年間およそ900万トンのプラスチックごみが出ています。そして、その40%以上がレジ袋をはじめとする使い捨てプラスチックだといわれています。環境省は「2030年までに使い捨てプラスチックの排出量を25%減らす」としていますが、これを実現するためにも、レジ袋有料化すなわち使い捨てプラスチックごみを減らす取り組みがなされているのです。

 

私たちができること

レジ袋の有料化にともない、不便だと感じることがたくさんあるかもしれません。しかし、海洋汚染問題や地球温暖化など、さまざまな問題を解決するためにも、私たちにできることがあります。

大きな取り組みは、始めようと思ってもなかなか始められるものではありませんし、人ひとりの力では難しいこともたくさんあります。だからこそ、日々の小さな積み重ねであれば、一人でもすぐにでも始められるのではないでしょうか。
冒頭で紹介したストローと同じです。なくなると聞いた時には、不便だとしか考えられなかったことも、続けることで当たり前のこととなっていきます。

今回のレジ袋有料化は、一つのきっかけにすぎません。
使い捨て文化を考えるきっかけ。環境問題やごみ問題に関心を寄せるきっかけ。

このブログも、そのきっかけの一つとしていただけたら幸いです。

 


 

参照サイト:
https://www.bbc.com/japanese/44776177
https://gooddo.jp/magazine/oceans/marine_pollution/plastic_garbage/
https://www.ntt.co.jp/kankyo/column/earth/no4.html

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