こんにちは!エコバッグハウスです。
デニムを使った商品はバッグや衣類など色々とありますが、デニム生地は長く使うと色が落ちていい味が出てきますね。
そのいい味を出すためにはどのようにしたらいいのでしょうか?
今回は自然に色落ちさせる方法とは?適切な洗濯の方法と色止めの仕方を考えてみたいと思います。
適切な洗濯の方法とは?
デニム生地を染めている染料はインディゴ染料で、色移りや色落ちがしやすい染料です。
洗濯する前に、洗濯表示マークを確認して目立たない部分で色落ちテストをすると安心です。
インディゴ染料については、過去のブログ<デニム生地の洗濯方法 ~お手入れのポイントと色落ちを抑える裏技まで~>でも少し説明させていただいていますので参考にしてみてください。
色落ちする原因としては、生地同士の摩擦や水につけることなどがあります。
特にお湯に浸けるとインディゴ染料は落ちやすいので、色落ちを避けたい時はお湯で洗濯しないようにしてください。
摩擦による色落ちを防ぐためにジーンズなどの衣類やバッグなど、裏返しにできるものは裏返して洗います。
また、色移りもしやすいので、必ずデニム製品単独で洗います。
色落ちを防ぎたいときは手洗いをお勧めしますが、洗濯機でも色落ちを抑える方法はあります。
手洗いの場合
タライや洗濯桶に水を張り、裏返したデニム製品を入れ、優しく押したり浮かせたりを繰り返す「押し洗い」します。
汗や皮脂の汚れだけでしたら、水洗いだけでも落とせますが、汚れがひどい場合は中性洗剤を入れて洗います。
洗い終われば、水を入れ替えて2~3回すすぎます。
最後に洗濯機で1~2分脱水すれば終了です。
洗濯機で洗う場合
ダメージ加工などではじめから大きな穴をあけてあるものなどは絡まり防止のためにも、洗濯ネットに入れて洗います。
汚れがひどい場合など、洗剤を使用する場合は、色落ちをふせぐためにも中性洗剤を使います。
すすぎ時間はできるだけ短く設定し、最後に1~2分脱水すれば終了です。
干し方
まず、たたんで軽くたたいてシワを伸ばします。
裏返しのまま形を整え、色あせをふせぐため日の当たるところではなく、風通しのよいところに陰干しします。
色落ちしやすいデニムとは
ご自分の体にあった自然な色落ちを望むなら、リジッドデニムをお勧めします。
「リジッドデニム」とは「生デニム」「ノンウォッシュデニム」とも呼ばれるノリが付いたままの洗われていない状態で出荷されるジーンズのことです。
通常のデニムとは違い、リジッドデニムは出荷時に未洗いのままで防縮加工はされていませんので購入後に洗うと数センチは痴人で縮んでしまいます。
ノリを落としていないので、生地は固く、穿くときにゴワゴワした感じがしますが、洗う前にたくさん穿き込んで自分の体にあったシワをしっかりつけてから洗うと、自然に色落ちしていい感じになります。
デニムを自然に色落ちさせる方法
冒頭でも書きましたが、デニムはインディゴ染料で染められています。
インディゴ染料は、もともと定着しにくい染料のため、擦れたり洗濯を繰り返したりすると、どんどん繊維からはがれてしまいます。
デニム素材で作られているジーンズなどでは、普段着用しているだけでもよく動かすところの色は落ちやすくなってしまいます。
その色落ちしやすい性質を活かして、いわゆる「ヒゲ」と呼ばれる太腿付け根部にできるシワの色落ちや「ハチノス」と呼ばれる膝裏部分の色落ちがあります。
とにかくたくさん穿き込み、その上でいろんな動作をすることによりご自身の体にあったヒゲやハチノスを自然に作ることができます。
通常は裏返して洗濯しますがあえて表に返して洗うとヒゲや耳などに自然にアタリが出やすくなるというメリットもあります。
昔は熱湯につけて乾燥機にかけたり、自分で穿いたままの状態でお風呂に入ってごしごしこすったりしたようですが、あまり擦ると毛羽だったりして生地を傷めてしまいますので要注意です。
しかも、色落ちしすぎて下着が染まってしまうこともあったようです。
デニムを色落ちさせる際の注意点
デニムを自然に色落ちさせることとは、“メリハリのある色落ち”をさせることです。
全体的に色が薄くなってしまうのではなく、ヒゲやハチノスなど自然な使用感ができるようにすることで、とにかく長い目でみて育てていくことが重要です。
そしてなんども穿き込んで自分の体に合わせたシワや色落ちができるのを待ちましょう。
ジーンズ全体が白っぽくなったり、デニムそのものの色を落としてしまったりしますので蛍光剤や漂白剤の入った洗剤はさけてください。
デニムを色止めする方法
基本的にはデニム生地は色落ちしやすい素材です。
色落ちを完全に止めることはできませんが、色落ちを抑えることはできます。
次に、ご家庭にあるもので色止めする方法を簡単にご紹介させていただきます。
お酢
洗濯するときにお酢を数滴いれると酸性であるお酢が洗剤のアルカリ成分を中和するので色止め効果があります。
塩
洗濯桶に、塩を濃い目に溶かした水を入れ、ジーンズを数時間から一晩ほどつけ置きしから洗います。
塩は塩化ナトリウムという成分で、繊維に染料を定着させる働きがあります。
デニム素材のオススメエコバッグ
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まとめ
いかがでしたでしょうか?
自分にあった“自然なメリハリのある色落ち”は永遠の課題ともいえ、多くの方がさまざまな方法を試しています。
インターネットで調べれば、実際の体験レポートや画像、オススメのモデルやその理由など多くの情報が掲載されていますので、そちらも参考にして自分だけのジーンズを育ててみてはいかがでしょうか?
このブログを参考にしていただき、少しでもお役に立てれば幸です。