こんにちは!エコバッグハウスです。
みなさまはフェルトを使って雑貨を手作りされたことはありますか?
小学生の頃に作ったフェルトのマスコットを思い出す方も多いかと思います。最近では羊毛から作る小物やアクセサリーや立体的でリアルなフェルト製の動物までたくさんのフェルトの雑貨がありますね。
今回は、フェルトで作るかわいい雑貨を、ご紹介していきたいと思います。
目次
フェルトで作る雑貨の魅力
ぬくもりがある、裁断しても断面がほつれない
フェルトとは羊毛や他の動物の毛が持つ石鹸水やぬるま湯を含ませたり圧力や摩擦や熱を加えたりするとその繊維がからみあうという性質を利用して縮絨(しゅくじゅう)させて布上にしたものです。ウール100%のものだけでなく強度を強くするために化学繊維を混ぜたものもあります。一種の不織布ですが接着剤は使用していません。
羊やヤギなどの毛を使っているので見た目にもさわり心地にもぬくもりがあります。
また、不織布なのでハサミで切っても織りの布のようにほつれることがないので、切りっぱなしで使えるという特徴があります。そのため、小さなお子さんにも簡単に手作り品を作ることができる、おすすめの素材です。
手軽に作れる
初めて手作りしようとした時に材料を手に入れるのが難しいととたんにハードルがあがってしまって、やる気がなくなってしまうという経験はありませんか?
その点、フェルトは100均でもシート状のフェルトを大きいものから小さいものまで取り扱っていますし、最近では羊毛フェルトも扱っています。ハサミや針や糸も100均でそろえられます。
また、フェルトで作るマスコットのキットもあり、材料がそろっているので気軽に始められます。
フェルト製かわいい雑貨の作り方
マスコット「うさぎ」
― nanapi(ナナピ)より
■ 用意するもの、材料
・シート状の白色のフェルト
・針
・ハサミ
・白の25番刺しゅう糸
・黒の25番刺しゅう糸
・手芸綿
■ 手順
①うさぎの型紙を切りフェルトの上に置いて型紙通りに2枚切ります。
型紙はインターネットやフェルトマスコットの本を参考にしても構わないですし、お気に入りのうさぎの姿をご自身で簡単に書いてもオリジナルのうさぎのマスコットが出来て楽しいです。
②2枚のうちの1枚の表面に黒糸で目などを刺しゅうします。
目は目のパーツや小さい黒いビーズなどを使う事も出来ます。
③2枚を重ねてブランケットステッチで1周かがり、最後までいくその少し手前で一度止めて、綿をお好みの量詰めます。
④綿を詰めたら最後までブランケットステッチをします。
⑤首にリボンをつけたり、耳にお花をつけたりします。
⑥完成です!
後ろにブローチ用のピンをつけたり、ストラップ用の金具をつけたりするのもおすすめです。
ネックレス
― pacoma より
■ 用意するもの、材料
・お好みの色の羊毛
・フェルト用ニードル
・羊毛フェルト用スポンジ
・ペンチ
・ネックレス用チェーン
・丸カン
・9ピン
■ 手順
①羊毛ボールを作ります。
まず、好みの色の羊毛を少量取り、くるくると丸めてボール状にします。羊毛専用のニードルは先が何ケ所かかぎ状になっていて、刺すことで羊毛の繊維を絡めて固めてくれます。
そのニードルで羊毛が全体的に丸くなるようにまんべんなく刺していきます。その時、机などを傷つけないように、専用のスポンジの上で刺してください。
作りたい数だけ同じように羊毛ボールを作ります。
②欲しい数だけ羊毛ボールができたらパーツを作る為に羊毛ボールに金具を付けていきます。
ビーズのように端から端まで貫通するようにニードルで穴をあけます。
そこへ9ピンを通し、先端をペンチで丸くしておきます。
できたパーツを全部繋げます。
③ネックレス用のチェーンを半分に切ってその間に②で作った羊毛ボールのパーツを繋げます。
④完成です!
ネックレス全体を羊毛ボールにしてもかわいいですし、写真のように一部を羊毛ボールにしてもおしゃれです。秋色にしたいなら茶色系、かわいらしい感じにしたいならパステル系のピンクやブルーなど、色を変えて作ってみるのも楽しいですよ。
さまざまな色の羊毛ボールを長くつなげたガーランドや、ネックレスとおそろいのピアスやヘアピンを作ってもキュートですね。
他にも、バレッタを作るパーツにピンク系やブルー系など同系色でまとめた羊毛ボールをたくさんくっつけて、ヘアアクセサリーのオリジナル小物を作るのもおすすめです。
トートバッグ
■ 用意するもの、材料
・お好きな色の羊毛フェルト
・型紙(牛乳バックや下敷きなど)
・石鹸水
・ビニール手袋(なければビニール袋)
・下にひくためのビニールシートやプチプチ
・レースのカーテン
・はさみ
・針
・糸
・ボウルなどの容器
・巻きす
■ 手順
①お好みの色のフェルトを10センチ位の長さに整えます。
②型紙を作ります。
自分の好みの形のトートバッグを使って下敷きや牛乳パックを切ったり、本を見たりして作ってください。
③ビニールやプチプチの上に②で作った型を置いて羊毛を並べていきます。
まずは縦向きに並べ、型紙が隠れるまで置きます。型紙からはみ出るくらいの大きさで置きます。
次はその上に逆向きの横方向に羊毛を重ねていきます。
④レースのカーテンを乗せて石鹸を数滴入れたお湯(石鹸水)をかけ、全体にいきわたるようにビニール手袋をはめた手で押さえます。
⑤裏返して型からはみ出した部分を内側に折り込みシワを整えます。
裏側も同様に③~④を繰り返します。
⑥ひっくり返して⑤と同じようにはみ出た部分を内側に入れてシワを整えます。
⑦裏表に今までの工程を繰り返します。
⑧ビニール袋または手袋をはめて手で擦っていきます。
⑨トートバッグの口の部分をハサミで切ります。この時中の型紙を切らないように気をつけます。
そして型紙を中から取り出します。
⑩やや羊毛同士がフェルトのようにくっついてきたら、巻きすで巻いて転がしたり、曲げたり広げたり手で擦ったりを繰り返して完全に生地状に固めます。
⑪軽くすすいで脱水して形を整えて干します。
⑫乾いてから持ち手をつけます。もち手はお好みで長くしたり革でつけたりしてください。
⑬完成です!
お花に切ったフェルトをつけたり、お好みで刺繍をしたりしてもかわいいですね。
フェルトで雑貨を作る際の注意点
縫い針をまっすぐ指して抜く
シート状のフェルトでマスコットを縫う時のブランケットステッチは、針を立ててまっすぐ垂直に刺すのがポイントです。
斜めに刺してしまうと反対側から見た時に縦の縫い目が小さくなって、ほつれることがありますので注意してくださいね。
ニードルの先端に注意する
羊毛フェルト専用のニードルは、先端がかなり尖っています。その針を繰り返し刺すので、作品を固定している方の手を突き刺さないように気を付けてください。
指をガードする専用の小物も販売されていますので、たくさん作品を作りたいと思われた方は探してみてください。
毛羽立ちを整える
仕上がりがなんだか残念な感じになってしまう理由に、フェルトの表面の繊維が毛羽だってしまい汚く見えていることがあります。そんなときはハサミで毛羽立ちをカットしてください。
そして、よりきれいに仕上げるには仕上げ専用のニードルを使うという方法もあります。
フェルト素材のおすすめエコバッグ
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
まとめ
いかがでしたでしょう。
一口にフェルト雑貨と言っても作り方も作品もさまざまな物がありますね。インターネットで検索すると詳しい作り方がたくさん出てきますので、みなさまのお好みに合わせてオリジナルの雑貨を作ってみてくださいね。
このブログが少しでも参考になれば幸いです。