ポリエステルバッグについて

　ポリエステル素材について

ポリエステルとはエステル結合を持つ高分子化合物の総称です。

エチレングリコールとテレフタル酸の縮重合によって得られるポリエチレンテレフタラートが代表的で、合成繊維テトロンなどが作られます。
ポリエステルの原料は様々で、ポロプチレンテレフタレート（PBT）、ポリトリプチレンテレフタレート（PTT）、ポリエチレンテレフタレート（PET）などです。
ポリエチレンテレフタレート（PET）に関しては、ペットボトルの材料として聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

聞いたことのない言葉ばかりでさっぱり分からない感じがしますが、簡単に言えば、ポリエステルはPBT,PTT,PETなどの樹脂と石油とを化学合成させて作った合成繊維です。

もともとは麻や綿に似せて開発されたもの、石油を原料として開発されました。

麻や綿などの天然繊維には長所もあれば短所もあります。
天然が故に気候や環境の変化に大きく影響されるため、生産量には限界があります。

そこで考え出されたのが合成繊維や再生繊維などの人造繊維です。

今では様々な分野で多様化され、天然繊維の減少分をカバーしています。
ポリエステルをはじめ、アクリルやナイロン、レーヨンなどの化学繊維は今や、天然繊維をはるかに超える特性や機能をもって繊維素材が登場しています。

またポリエステル混紡といった言葉も聞いたことがあるかと思います。
混紡とは2種類以上の繊維を糸状にして紡ぎ合わせるという意味があります。
ポリエステル混紡とは、天然繊維と化学繊維のメリット同士を合成させたような素材になります。
こうすることによって天然素材と化学素材のメリットを掛け合わせることができるのです。

　ポリエステル素材のメリット

ポリエステル素材のメリットは、なんといっても強度が高いことです。
形状の記憶性が高いため、男性用のシャツや女性用のスカートのプリーツなどシワになりやすい衣服にはうってつけの素材です。

吸湿性や吸水性が低く、速乾性が高いこともポリエステルの大きなメリットです。
スポーツ用に最近ドライタイプのTシャツが人気なのも、この理由によるところが大きいでしよう。

バッグの素材としてのメリットは軽いことが一番だと思います。
折りたたんでポーチに収納できるようなタイプのお買い物袋としてはポリエステルバッグが人気です。

　ポリエステル素材のデメリット

ポリエステルは静電気が発生しやすいという特性があり、他の生地に比べると肌へのダメージが大きいと言われています。

またウールで作られたセーターと比べるとポリエステルのセーターは毛玉ができると取りにくいというデメリットもあります。
衣類においてはデメリットかもしれませんが、バッグの素材としては気にする必要はないと思います。

ポリエステルが高温に弱いこともデメリットです。シルク印刷の場合には、印刷した高温の乾燥機に入れてインクを定着させます。
その際に、乾燥機の温度が高すぎるとポリエステルのバッグは収縮してしまいます。
低すぎるとインクが定着せずに剥がれてしまうというトラブルになります。
不織布の際にもお話しましたが、この温度と時間設定がとても難しいです。
エコバッグハウスでは培ってきた技術と経験でポリエステルバッグの印刷も問題なく承っておりますので安心してお任せください！

　ポリエステル素材のお手入れ方法

ポリエステルの洗濯方法としての注意点は温度です。
高温の弱く収縮してしまうので、低温で洗濯し、乾燥機にはかけないでください。
しっかりと日光で乾かすことをおすすめします。
洗濯機の摩擦によって静電気が発生し、生地を傷めてしまう可能性もありますので、柔軟剤を使用した方が良いでしょう。

　ポリエステル素材への印刷について

薄手のポリエステルは表面が非常に滑らかなので、細かなデザインの印刷でも綺麗に表現できます。
厚手になりますと、表面の凹凸が大きくなるので、細かなデザインには不向きです。

保冷タイプのバッグなどでも注意点が異なりますので、詳細については直接お問合せください。
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　ポリエステル素材の厚さについて

ポリエステルの厚さはデニールで表されます。

薄手のポリエステルバッグは大体200から400デニールくらいです。
厚手になりますと600デニールくらいになります。

エコバッグハウスのポリエステルバッグには、特に厚さを表示いたしておりません。
詳細はお問合せくださいませ。
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